かえるの井戸

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【ドッチャン】かえるのかんがえる子ども同士のトラブル対応まとめ【ガッシャン】

こんにちは。こんばんは。見る人によってはおはようございます!
かえるです。

 

教育現場や児童福祉施設、児童館、放課後デイ、家庭など
子ども同士が喧嘩…なんて、日常茶飯事ですよね。
そんな対応に追われることもまた、悲しきかな、日常ですw

 

 

そこで…

かえるが勝手にオススメする子ども同士のトラブル対応4ステップ

をご紹介できればと思います。

 

 

トラブル渦中の2人、という想定のもと
複数の教育現場、児童福祉施設などでの勤務で培った経験から
ぼくなりの対応策をお伝えできればと思います!

 

ただ、ぼくの経験に基づくものですので、

裏付ける理論が殊にあるわけではありませんし、
これをすれば必ず!という 最適解でもありません のでご注意くださいね!

 

 

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①様子を見てトラブルに介入する

 

そりゃそうだ。なのですがw

二者間で解決できそうなら 自分たちの力で進めていくことを見守りつつ、

様子を見ながら、トラブルに介入できるとよいのではと考えます!

 

 

ぼくは、

無抵抗に対する一方的な暴力などのあまりにヒドいケースは別ですが

「なにやっとんじゃコラー!」のスタンスではなく、

恐らくこういった状況だろうな、と察していたり理解をしていたりしても

できるだけおっとおっとどうしたどうした」のスタンスで介入するようにしています。

 

その後に経緯を聞くにあたり

「叱られるから」「カミナリが落ちるから」という理由で、子どもたちが

萎縮して素直にモノを言えなかったり、理由を取り繕ったりする可能性

問題の解決後に

「うーわ、ド叱られてもォた…ちぇっ…」だけが残ってしまう可能性があること、

「うるさく叱ってくるアイツがいないから…」と周囲にいる人をうかがう可能性など

 

その原因や“自分の行動選択”の判断を、内面ではなく外界に求めてしまうのかな、

と思います。

 

 

ぼくは所属する組織によって、カミナリを落とす役でもありましたが、

そうではない方が対応に入ることも少なくありませんので、

誰が介入しても同様の対応ができる、同様な子どもの反応が出るような対応

に、意識を持ってトラブル介入をしていました。

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②出来事の経緯を整理する

 

さて、介入をしたならば…

真実はいつもひとつ!ですので、まずは経緯や事実の確認をします。

 

だれだれがこうしたから、 の きっかけ
それに反応して何をしたか の 展開
最終的にどうなったか   の 結果 

 

など、トラブルが判明するまでの経緯を押さえられるといいですね。

感情などは抜きで、客観的な視点からの事実を突き止めたいです。

 

ステップ①で状況を理解しながらも「おっと、どうした」のスタンスで臨むことで、

こちらが「これって、こういうこと?」と状況を把握しきれていない様子を見せると、

必死に説明してくれようと言葉数が増え、自発的・積極的に教えてくれることも。

(2人で協力して説明しはじめることもあり、対応しながら"仲良しやんけ!"と内心ツッコんだ経験もありますw)

 

しかし、後出しでやいのやいのと言い出すことも少なくありませんので、
トラブル渦中の子どもたちに、ひとつひとつその事実に誤りがないか確認しましょう!

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③子ども自身の感情や言動について整理する

 

真実はいつもひとつ!

なのですが、人によって見える世界というものはそうではないです。

 

トラブルの大まかな流れはステップ②で全員が把握済みなので

それぞれ、そのときにどう思ったのかどう感じたのか

なぜその行動を起こしたのか、を整理していきます。

 

 

ひとりずつ、ひと通り話をさせてもいいですが、子どもによっては

待ち時間に集中が持たなかったり持て余して相手の言い分に口出ししてしまったり

時間が経つことや相手の話を聞いたことによって

トラブル当時の事実が思い出せなくなったり…ということもありますので、


ひと場面ずつ比較するように2者の話を聞く

という方法が有効なのかな、とぼくは経験から感じます。

 

それぞれの子どもたちの発言に相槌を打ち、
「なるほどね。」「○○はこう思ったんだね」「ここは△△と考えが違うね」と

それぞれの視点から見える、問題のあらすじを整理してあげるとよいと思います。

 

子どもたちが話すお互いの考えや認識に

ズレが出来ていることを伝えてあげると、

トラブルの起因や大きく発展してしまった理由についても

考えやすくなるかもしれませんね!

 

直接ぶつけ合わず、間に入って整理する人がいることで、

子どもたちも、自分と相手の認識が違うことに気付けるのではないでしょうか。

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④それぞれの非や改善点を整理する

 

それぞれの視点からの事実が見えたところで非や改善点を整理します。

相手を非難するのではなく、自身の非や改善点について話すことが大切です。

 

「○○したのがいけなかった」「××すればよかった」という気付きだけで十分です。

「自分が○○をしたから、相手が△△したんだと分かった」だなんて言えたら十二分!

 

そのトラブルにより誰かが危険に晒されるような絶対に許されないこと、

意図して何度も同様のことを繰り返すなどタチの悪いものでない限り、

その返答に高いレベルを求めなくてもいいかなと思います。

 

謝れるということも大切ですが、

子ども自身が

「これからは〇〇するように気を付ける」と改善の意思が見られるか

それにより子ども同士がお互いに、相手に反省の姿が見えて許すことができるか

平時にこの問題をほじくり返して文句を言わない程度に腑に落ちているか 

が大切かなと感じます。

 

喧嘩をして、ぶつかり合って、学んでいくこともあります。

しかし、

暴力・暴力相手の尊厳を傷つける言動はいつ何時も許されるものではありません。

 

人との適切な、よりよい関わり方を学んでいくためにも

子どもたちが自身の言動を反省して次に繋げられるよう

周りにいる我々が声を掛けていきたいですね。

 

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いかがでしたか?

以上がぼくかえるトラブル対応4ステップでした!


ですが、対人において“マニュアル”はない、とぼくは考えています。

4ステップ!とはいっても、現実はそんなに簡単にいかないものです。


ひとりひとり個性があり、異なった思いや考えを持っています。
その子たちそれぞれの性格や思考パターンなど、

子どもたちの実態に合わせて対応できるといいですね!

 

相手の言葉に怒りが再燃!なんてこともあるので
できれば落ち着いた環境で、丁寧にひとりずつ対応してから顔を合わせたいですが、
いかんせん、時間や人員がないという場合も多くあると思います。

仲介する際に、
立ち位置としてどちらの味方でもあり片方の味方になることはないことや
おはなし中は相手の言葉には口出しせずに聞くことなど、

前もってお約束できるといいですね。

 

こういったトラブルは

丁寧に対応してくれた!モヤモヤが晴れた!など

子どもたちの腑に落ちることが大切ぼくは考えます。

子どもたちの中にわだかまりの残ることがないよう

早く解決させたい、と急いでミスリードしてしまうことは避けたいです。

 

 

トラブルのはじめは介入が必要ですが

問題解決に至れば、それが成功経験として子どもたちに残ります。

 

ゆくゆくは我々の姿を真似て、自分たちで解決しようとする姿も見られます。

子どもたちがまっすぐ成長していき、徐々にひとり立ちしていくためにも

正直なところ面倒ごと、厄介ごとではありますが(w)

労を惜しまず対応したいですね!

 

 

みなさんは子どものトラブル時に気を付けていることや

トラブルを諌めるためのコツなどはありますか?

 

ぼくもどんどんスキルアップしたい!
と思いますので、ぜひ教えてください!